スポーツパフォーマンスを上げる!➀柔軟性編

私の通勤路は小学校の前を通るのですが、運動場、体育館からスポーツに励んでいる声が聞こえてきます。
大会も近づいてきていますよね。
多くの場合、技術練習やチームプレーの練習かと思います。
そこで今日は、技術練習の前にやっておきたい、体の土台についてお伝えします。
目次
- ○ パフォーマンスピラミッド
- ・柔軟性の種類
- ・静的柔軟性
- ・可動性(動的柔軟性)とは?
- ・姿勢と柔軟性
- ○ お勧めの運動
- ・➀股関節の静的柔軟性
- ・➁股関節の可動性
- ○ まとめ
パフォーマンスピラミッド
スポーツに限らずですが、人間にはパフォーマンスを上げるためのピラミッドがあります。
1段目:柔軟性
2段目:安定性
3段目:技術
1段目が土台となる部分で、この面積が小さいと➁、③が崩れてしまいます。
つまり、1段目が大きくなると2段目も大きく、すると3段目の技術はもっと伸びるんです。
まずはこの柔軟性について詳しく説明します。
柔軟性の種類
大きく分けて2つあります。
➀自分でコントロールできる
➁自分でコントロールできていない。
ものです。
この中で➀のことを可動性(動的柔軟性)、➁の静的柔軟性と呼びます。
順番としては静的柔軟性を高めた後は動的柔軟性(可動性)を上げることが大切です。
静的柔軟性
筋肉の硬度、伸縮度、腱の柔軟性を指します。
良いアスリート(怪我のしにくい、パフォーマンスが高い)は脱力した時に、筋肉がフワフワになります。試しに皆さん仰向けで寝た状態で肩や腕回りを触ってみてください。
いかがでしょうか?
もしフワフワに柔らかい状態であれば、かなり筋肉の状態が良いです。
筋肉のしこりみたいなものはありませんか?
これは脱力しているにも関わらず、筋肉が固まっている状態になります。
筋肉が固まっていると、筋肉が伸びたり縮んだりする能力が減り、結果的に筋肉の怪我に繋がったりします。また、筋肉のしこりがあると、疲労物質が流れていかないため疲れも取れにくくなります。
可動性(動的柔軟性)とは?
例えば座って前屈をするときに、体を柔らかくするために背中を押してもらったりしませんか?
確かに柔軟性は高まるのですが、15分もすれば戻ってしまいます。
これは柔軟性を自分でコントロールできていないからなんですね。
また、体が柔らかい人も自分でコントロールできていれば良いのですが、コントロールできていないと少し接触しただけで怪我をしてしまうということが起こります。
つまり、柔軟性を上げた後は自分でコントロールする訓練が必要なのです。
姿勢と柔軟性
競技によって有利になる姿勢は変わります。
例えば、バレエの選手の場合は体が反った方が良いので、反り腰の方がパフォーマンスが上がるかもしれませんし、ゴルフをしている選手であれば一方向に体が捻れている方がボールを打ったときに飛距離は伸びるでしょう。
しかし、現代はスマホやパソコンを使うことが増え、猫背や反り腰姿勢になっている方が増えています。
すると、筋肉や関節が固まり、柔軟性が低下します。
基本の良い姿勢を身につけ、+αで競技に必要な柔軟性を身に付けることが大切です。
お勧めの運動
今回は股関節の柔軟性を高める運動です。
実施前に前屈チェックをしてみてください。
柔らかい人もどこが伸びているか?をチエックしてみてください。
➀股関節の静的柔軟性
まずはもも裏やふくらはぎのストレッチです。
下肢の肉離れで多いのはこの2つのためです。
左右30秒ずつ伸ばしましょう。
➁股関節の可動性
次に可動性を上げる運動です。
動画はヨガブロックを使っていますが、タオルなどでもかまいません。
落とさないようにゆっくり動かすことで、柔軟性を自分でコントロールできるようになります。
まとめ
いかがでしょうか?
ただやみくもにストレッチやマッサージをしても体は元に戻っていまいます。
大切なことは、自分でコントロールできる柔軟性を高めること。
次回第2弾の安定性についてお話したいと思います。
まずは体験であなたのお体に合うかお試しください。
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